2012年春の見島探鳥記(5)
見島探鳥2日目の午後、晴天の下さらに鳥を探しながら、再び
山を越えて宿のある集落の方へ向かいます。
途中、ちょっと遠回りになるけれど、ここへ来たらぜひ寄っておき
たい絶景スポットがあったので、そちらに行ってみました。
ところが、残念ながらまだ観光シーズンに備えての整備がされて
なかったようで、草木が生い茂りすぎて展望が悪くなってしまって
いました。
ちょっと当てがはずれましたが、ちょうど見島から萩に向かう定期
船「おにようず」が海上を行くのが見えました。
このあたりの海に面した緩やかな斜面では、見島牛の放牧場が
あちこちに見られます。
見島牛は、和牛の原型を今日まで保ち、天然記念物にも指定され
ている貴重な牛で、現在も全部で100頭くらいが飼育されているそ
うです。
そんな見島牛の肉はめったに出回ることはないのですが、見島牛
とホルスタインを掛け合わせた品種である、見蘭牛(けんらんぎゅ
う)の肉は、比較的口にする機会があるようで、2日目の宿の夕食
にも登場しました。
見島では、多くの鳥が渡りの時期にだけ通過して行きますが、もち
ろん見島で繁殖している種類もあり、中でもミサゴはあちこちで姿
を見かけ、海岸の岩場に巣を構えているのも見られました。
さすが豊かな漁場に囲まれた見島らしく、ここのミサゴは大きな魚
を持って飛んでいる姿が頻繁に見られ、狩の成功率も高そうでし
た。
この赤いのはきっとタイだろう!という贅沢な魚を持って飛んでる
やつも見かけました。
このミサゴは食べかけの魚を持って飛んでいるようでした
鳥の写真はいずれも 2012年5月4日撮影
Canon EOS50D EF300mmF2.8L(エクステンダー2倍使用)
また、カラスバトは姿こそなかなか見られず、今回も飛んで行く
後ろ姿を見ただけに終わりましたが、ウーッウーッと唸るような
独特の鳴き声は、5、6ヶ所で聞いていて、決して多い鳥ではな
いものの、意外と生息密度が高いような気がしました。
宿に戻って、入浴、夕食の後、ミゾゴイの鳴き声が聞こえるという
情報があり、同宿の人たちと一緒に夜の散歩に出かけました。
7時半ごろからよく鳴いていたという話でしたが、時刻はすでに
9時ごろになっていたので、果たしてまだ鳴き声が聞けるかどう
か不安だったのですが、教えてもらった場所に行ってみると、ま
だひっきりなしに鳴いていて、しばしミゾゴイの声を楽しみました。
空にはきれいな満月が出ていて、ちょっと月が明るすぎる感は
ありましたが、それでも星もたくさん見ることができました。
翌日もいい天気になりそうで、明日はどんな鳥が見れるだろうと
期待いっぱいで最終日を迎えるのでした。 (つづく)































































































